使用した食材はスタッフがおいしくいただける量ではありませんでした

飲食店でバイトをしているので、残念ながら売れ残ってしまった商品を廃棄する場面にもたびたび立ち会います。
僕の店は廃棄品の持ち帰りに寛容なので、ありがたく商品を頂いて帰ることも多いのですが、それでも持って帰って食べられる量にも限りがあるので、廃棄品全てを美味しくいただくことはできません。

中国では客人をもてなす際、食べきれないほどの料理を提供するのが礼儀とされる文化があるそうです。
飲食店でも、来てくださったお客様に営業時間いっぱいまで食事を提供することがある意味礼儀みたいなものですから、構図としては同じなのでしょう。
ただ、中国では食品ロスの観点から上記の文化を見直そう、という働きが出ているそうなので、日本の飲食店だって極力廃棄品を減らすためにお客様のことを気にせず確実に売り切れる量だけ作るんじゃだめなのかなぁと思います。

まぁでも、フードロスを削減するための工夫って作る量を減らす以外にもありますよね。

僕は百貨店のお総菜売り場で働いているんですけど、悪天候なんかでどのお店も売れ行きが悪かった時は近くのお店同士で売れ残ってしまった商品を交換することがあります。
自分が働いているところの商品だと食べ飽きちゃっているのでたくさんは食べられないですけど、他のお店のものだったらどれも新鮮な味で美味しくいただけるんです。というか単純に百貨店の中の店はどこも美味しい。

作りすぎちゃったらご近所さんにおすそ分けする!これこそが日本の誇る文化「OSUSOWAKE」ですよ。
見直すべき文化は見直し、守るべき文化は残す。そうやってより良い世界を作っていきたいものですね。


久しぶりにブログを書いたせいでどうしようもなくつまらない固い文章になってしまった、特に何も指定がない時は無難で真面目なことをしてしまう、僕の悪い癖だ……。
中学生のとき、定義通りの固い言葉しかしゃべらないからって“辞書”と呼ばれていたあの頃の僕が完全に成仏しきれていないようです。

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