なんと、ひとつ前の投稿から約半月もブログを書いていなかったらしい……。
新学期になって学校が再開してからというものの、忙しさにかまけて明らかに更新頻度が落ちてしまいました。これはゆゆしき問題だ。
無理せず更新頻度を下げてその分質の高い文章を目指すというのも戦略としてはありなんでしょうけど、合計の記事数が100を超えるまでは今の粗製乱造スタイルで頑張っていこうと思うので、今日からちょっとずつでも何か書いていけるよう頑張ります。
というわけで本日の粗製文章を書いていきますか。
両膝と両足をきっちり合わせて折り曲げて座る正座。
和室でのフォーマルな座り方として日本人にとってはなじみ深いものですが、正座って何をもって””正””と冠しているのでしょうか。
正座こそが”正しい”座り方とするのならば、逆説的にそれ以外の座り方はすべて誤っているということになります。あえて言うなら誤座ですね。
正座だけが自らの正しさを主張しているせいで、他の謙虚な座法たちが割を食ってるのはかわいそうではないでしょうか。
そんな座法たちに代わって、僕が正座ってやつがどれほど正しいのかを調べてみたいと思います。
Wikipediaによると、もともと正座は神や仏、将軍にひれ伏す場合にのみ取られた姿勢だったそうです。
また、参勤交代の制度の中には将軍に対する姿勢として正座を取ることが定められていたことからも、正座の構えが身分の上の人に対する正式なふるまいとして認識されていたことが分かります。
要は、ちゃんとしたときにする座り方ってだけで、正しいとか間違ってるみたいな話ではないということです。正装の正なんかも同様の意味を持った表現ですね。
正座という姿勢そのものが正しさを持っているわけではなく、たまたま正式な場面での座り方として広まったからこそ正座が正しいとされるようになった。
ということは、常識や普通といった概念が色々と塗り替わりつつある今の時代であれば、正しいとみなされる座り方にも変化が生まれてくる可能性があるかもしれません。
という訳で、今日は今後正しい座り方とみなされるかもしれない、ポスト・正座を時代に先駆けて決めてしまおうと思います。
おや、いくつかの座法たちが「俺こそが正しい!」と声高々に主張しながらリングにやってきたようです。様子を見てみましょうか……。
トップバッターはこいつ、椅子に座った姿勢こと「椅座位」だーー!
グローバリゼーションが進むこの時代、畳の上を前提とした座り方なんて古すぎる!と啖呵を切ってやってまいりました。
長く座っていても疲れない、体をどっしりと支えてくれる椅子の存在はもはや世界基準。家庭にはもちろん、ビジネスなどのフォーマルな場面でも活躍する椅座位こそが新世代の”正座”となるのか!?
おっとそこに待ったをかけるのは「体操座り」だーーっ!
大人に対しての存在感こそ薄いものの、全校集会・運動会・卒業式などありとあらゆる場面で学生たちが強制される体操座りが堂々のエントリーです。
日本人ならばだれしも、学校の先生から「きちんと体操座りをしなさい!」と怒られた経験があるでしょう。
”正しさ”を求められる座り方としてはこれ以上ない姿勢、ポスト正座を名乗るのに十分な資質ありの強敵です。
いやまだ挑戦者は残っている!ヨガ・座禅など精神統一の場面で徴用されるのはコイツ!「胡坐」の登場だぁーー!
かなりラフな姿勢のように思えますが、むしろその安定性ゆえに瞑想を促してくれるという独自の強みを持つ胡坐がまさかの参戦です。
「ただ座るだけなのに体にストレスを与えるなんて、今の時代流行らないですよ?」と他の二選手を挑発しております。見かけによらずかなり好戦的ですね。
それぞれ異なる個性をもった三者が一堂に会しました、ポスト正座をめぐるこの戦い、一体どうなってしまうんだーーー!?
粗製文章なので特にオチとかはなくこれで終わりです。