イメージ戦略

先日三回目のワクチンを接種してきたのですが、副反応で体調が悪いときに見た夢の内容が「アイドルのライブでがっつりヲタ芸をしているところを偶然居合わせた知り合いに見られる」というものでした。
風邪ひいた時に見る夢ってもっとサイケデリックで抽象的な感じの悪夢なんじゃなかったのか、あんまりリアリティのある悪夢はやめろよ。

何かに熱中しているところを誰かに目撃されるのが凄く嫌です。
別にヲタ芸を見られるのが恥ずかしいってわけじゃなくて、例えば勉強とか読書みたいな周囲から良い印象を受けそうな物事であっても、何かに真剣になってる姿を見せたくないんですよね。

僕はマンガに登場する日頃飄々とした態度で主人公たちと接するクール系実力者キャラになりたいと思っているので、周りの人に対するイメージ戦略を欠かさず行っています。
なので、あんまり何かにマジになっている姿を他者に見せるわけにはいかないのです。
コミックス18巻当たりの、かつて師匠を殺した宿敵と対峙したときはじめて感情をむき出しにバトルするシーンが来るまでは、思考が読めない無表情系キャラとしての風格を保つ必要があります。

とはいえ、本気で漫画の人気投票で主人公を差し置いて毎回トップ3に入るタイプの人気キャラを目指すのならば、たまには好感度UP狙いのギャグシーンを入れるのも効果的かもしれません。
人気過ぎて原作に追い付いてしまいそうなアニメのアニオリ回特有の、キャラクターイメージがやや崩壊しているギャグ回で意外な一面を見せれば、ヲタクたちが「月島くんはクールキャラだけど面白いとこもあって~~」と適度に自分の作品知識をアピールできるようなエピソードが作れること間違いなしです。

そう考えると”実は月島はドルヲタだった”というのはちょうどいい意外性なのではないでしょうか。
完璧に作り上げたキャラクターイメージで、中高生たちがイタイ推し方をして黒歴史を大量生産してしまうような人気キャラを目指していこうと思います。

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