2022年に遊んだ(買った)ゲームの紹介。最低限の配慮はありますが全然普通にネタバレ有りなので注意です。
随時更新。最新更新日:2022/11/02
1 NEEDY GIRL OVERDOSE
プレイ状況:大型アプデ前のエンディングは全回収した
承認欲求強めの女の子・超絶最かわてんしちゃん(通称超てんちゃん、画像右の子)として配信活動を行うあめちゃん(画像左の子)のピ(彼ピのピかもしれないし、プロデューサーのPなのかもしれない)となって、超てんちゃんを最強ネット配信者に育成していくADV。好感度のステータスがあるなどギャルゲ的な要素が強め。
一日が朝・昼・夜の時間帯に分けられており、朝と昼に配信のネタをあつめて夜に配信をするのが基本的な流れですが、配信のパターンが結構沢山あるのでこれらの要素を全回収するのを目標にあれこれネタ集めをしていくだけでもなかなか楽しめます。でもって古のネットネタがやたらと豊富なので、インターネット老人会の人は十二分に楽しめるし、逆にサブカルネタが受け付けない人にはウザく感じるかも知れません(そんな人はこのゲームにたどり着かない気もするが)。
本作最大の特徴は、メンヘラ・ネット依存・承認欲求など現代の若者の闇をポップに可愛く、かつエグイところはしっかりと表現しているところ。あめちゃんは全然普通にODしているし本アカと鍵アカを使い分けてオタクに媚びたりディスったりしてます。無数にあるエンディングの中にはかなーーりバッドなものもあるので、遊んでてちょっと嫌な気持ちになったりもするよ!
あと忘れちゃいけないのがグラフィック面と音楽。本作は全編を通してドット絵で表現されており、上述のネット初期のネタともあいまって懐古厨にはたまらない世界観が構成されています。KOTOKOさんが歌う主題歌『INTERNET OVERDOSE』をはじめ、ピコピコしたチップチューンの曲中心のBGMたちも本作の躁鬱なテンションにすごくマッチしていてとても良き。個人的にはトゥルーエンドで流れるDo You Love Me?がめちゃめちゃ好きなのでエンディングの演出と合わせて見てほしい。
ボリュームはそこまで多くないけれど、定価\1680でたまにセールもやるのでコスパ的には悪くない。どこまで攻略情報を見るかによるけど、全攻略まで10~20時間もあればいけるんじゃないかな?
総合評価
ネット文化の深淵に興味がある人と紹介動画の超てんちゃん/あめちゃんがカワイイと感じた人なら買って損はなし。そんなに高くないのでセール時に気軽にポチっちゃえばいいと思います。
2 Hotline Miami
プレイ状況:途中で挫折した
受話器の向こうの謎の人物に依頼され、覆面をかぶってあらゆる手段で大量虐殺を行う2Dアクションゲーム。基本ステージに登場するキャラを皆殺しにして進んでいくので、気を抜くとすぐボコられてしまう武装した敵にも対処できるステルス操作が重要になってきます。
バンバン人を撃ち殺していくのでゴア表現がまぁまぁありますが、ドットゲーなので絵面はそんなにキツくない。ターゲットもよくわからないけどたぶん悪い奴らなのでヒャッハーするのに抵抗はないですが、見張りのワンちゃんまで倒さなきゃいけないのが辛い。
このゲーム、うまく言えないけど常に視界がグネグネしていたり背景色がサイケな感じでトリップしているような気分になります。BGMもそこまでアッパー系ではなく、でもリズミカルでノリがよく、ひっそり敵に近づいて血しぶきまき散らしながら殺害するシチュエーションによくマッチしている気がする。シチュエーションが限定的過ぎる。単体で聞いても良い曲です。
ストーリーもあるんですけど、やや難解なのと自分が途中で挫折してしまったこともあってあまり理解できていません。でもあんまり明るい話じゃないってことはわかる……。
総合評価
このゲームを遊んでいる途中にほかのゲームがやりたくなってしまったから途中放棄しただけで、多少のトライアルアンドエラーは必要なものの難易度的にはめちゃムズイって程ではないと思います。妙にのめりこんでしまうトリップ感はこのゲーム特有の良さなので、ゴア表現がOKでちょっと変わったゲームがやりたいなーって人には特におすすめです。
3 MOUNTAIN
プレイ状況:何が面白いのかわからん
山を見るゲーム。それ以上でもそれ以下でもないです。僕には全然ピンときませんでしたが、スクリーンセイバー的に楽しんでいる人もいるようです。
総合評価
100円だしノリで買ってみればいいと思うし、買わなくてもいいと思う。
4 Cookie Clicker
プレイ状況:PC開いてるときはずっと起動している
言わずと知れた放置ゲーの代名詞。クリッカー系ゲームという名を世に広めたレジェンドゲーム。今年からブラウザ版を引き継いでSTEAM版始めたのでここで紹介しますが、記録見たら2018年からやってるっぽいし、途中でデータ消えてやり直してるだけでたぶん最初に遊んだのは2014年くらいだったと思う。
やることと言えば本当にクッキーを生産することくらいしかないんですけど、おばあちゃんを雇ってクッキーを焼く、工場を建ててクッキーを焼く、錬金術でクッキーを生み出す、異次元からクッキーを召喚する、おばあちゃんたちを異形の生物へと歪めさせてクッキーを生み出す……などその方法は多岐にわたります。おまけでドラゴンやサンタクロースを育てたりもしますがそれも全てはクッキーのため。
もう何が面白いのか自分でもよくわからないのですが、なんとなーく管理してクッキーの枚数が増えていくのを確認するのが日課になっているので少なくとも全実績解除するまではやめないと思う。ふいに全部どうでもよくなってやめてしまう気もする。でもそれでいい。
総合評価
ブラウザ版なら無料!君もクッキーを焼こう!
5 Vampire Survivors
プレイ状況:全実績解除済み
ローグライクのサバイバルゲーのようでありハチャメチャな無双ゲーのようでもある何とも形容しがたい作品。例えるなら自分自身がタワーディフェンスの要塞となって、動き回りながら敵を倒したり強化アイテムを回収して無数に襲い掛かるモンスターと戦う……って感じかな?
プレイヤーができることはキャラを移動させてアイテムを回収することと、レベルアップ時の特典を選ぶことぐらいで、攻撃は一定の時間間隔でオートでやってくれます。シンプルな操作性ながらも敵に倒されないよう立ち回りつつ強い装備品の組み合わせを考えていく戦略性が魅力……と思いきや恒久的なアップグレードを開放していくことでバカみたいな火力を出してラクラク敵をせん滅できるようになるので、ゲーム開始初期とこなれてきてからのプレイ感が全然変わってくるのがまた楽しい。
プレイアブルキャラクターも豊富で、ほぼ誤差みたいな性能のやつらから縛りプレイ的な楽しみ方ができるキャラもいて自由な遊び方が出来ちゃう。これがほんとに定価500円でいいのか!?というくらい遊べます。やりこみすぎると攻略パターンが一辺倒になってしまいますが、そんなのはどのゲームも同じことなので欠点として挙げるほどではないでしょう。
あとこのゲーム中ボスを倒すとランダムで武器の強化ができる宝箱が手に入るんですけど、その解放演出が無駄に凝ってて面白い。急にソシャゲのガチャみたいになる。
ちなみにタイトルはヴァンパイアサバイバーズですが、正式版がリリースされてもなおヴァンパイアは登場しません。
総合評価
コスパが良すぎるのでとりあえずで買っても全然OKな作品。今後も定期的にアップデートがあるっぽいので、さらに面白くなっていくことを期待しています。
6 Factorio
プレイ状況:一回はクリアした
エイリアンが生息する惑星に一人不時着した男が、脱出用のロケットを作成するため自動化された工場を建設しつつエイリアンの襲撃から拠点を守るシミュレーションゲーム。つるはしで石を掘るところからスタートしてロケットの発射を目指すので、やってることは実質Dr.STONEです。
このゲーム、例えばロケットに搭載する制御ユニットを作りたい!となったら大量の制御基板が必要になって、制御基板を作るためには大量の硫酸と銅線が必要になって、硫酸を作るには大量の硫黄が必要になって……などと一つの製品を作るのに前提素材が山ほど必要になってきます。
鉄なんかはどの製品を作るにも膨大な数を要求されるので、鉄の鉱脈から各種生産ラインに素材が枯渇しないよううまい事配分していく組み立て力が円滑な工場づくりのカギです。
製品Aを作るために製品B・Cを作っている→Bの生産速度に対してCが間に合っておらずAの生産効率が悪いことに気付く→Cの生産の遅さの原因を調べ、Cの前提素材Dの供給が間に合っていないとわかったので、ここの改善をする……みたいに、生じた問題とそれを解決するための方法を考えつつ、新たな製品のラインをどう作るかも考えなきゃいけないので、やることが多すぎて時間が無限に溶けます。
この作りたいアイテムを決める・ラインを組む・効率を見る・問題点を改善する、のPDCAがうまく決まるとめちゃめちゃ楽しいんですよね~~。
このゲームは特にSTEAMのレビューに秀逸なものが多いのでぜひ読んでほしい。数千時間工場の建設に費やし人生をFactorioに捧げることとなったプレイヤーたちのリアルな叫びが見られます。
僕も遊んでいるうちに気付いたら一日終わってた、みたいな日が続くようになったので、怖くなってあまり起動しなくなりました。
STEAMに体験版があって、無料ながらもこのゲームの面白みは感じられる程度のボリュームなので気になる人は気軽に触ってみればよいと思います。セールは行わないと公言している珍しいゲームなので欲しくなった時にいつでもポチろう。
総合評価
ハマる人はとことんハマるゲーム。時間に余裕がある人だけ買うのをお勧めします。
7 Lobotomy Corporation
プレイ状況:攻略途中
『アブノーマリティ』と呼ばれる異形の存在を管理するLobotomy社の管理人になって、アブノーマリティから未知なるエネルギーを回収するため職員たちに指示を出していくシミュレーションゲーム。
異形の存在を管理する、というあたりSCPっぽさがあり、実際SCPから多大な影響を受けている作品だそうですが、Lobotomy社やゲーム世界全体にはびこる闇などフレーバーテキストから断片的に読み取れる今作独自の設定たちは読んでいて絶妙に嫌な気持ちになれること請け合いです。これは誉め言葉。
で、本作の目的でもあるアブノーマリティの管理ですが、彼らは人知の及ばない力を持っているうえにひどく気まぐれなので、適当にお世話をするとあっという間に職員は死にます。なんなら慎重にやっていても死にます。
なので時に職員を犠牲にしつつ、時に何度も時を戻して、できるだけアブノーマリティのご機嫌を損なわないような管理方法を見つけ出していくのが管理人の仕事です。それでも死ぬときは死ぬので理不尽さに耐える強い心が必要。
そんな厄介なアブノーマリティですが、彼らにはそれぞれユニークなバックグラウンドがありこれらの資料を読むことも本作のおもしろポイント。この辺はかなりSCP的な表現がされていて、既に起こった凄惨な事件をを事務的な体裁の資料で確認できます。例えばオールアラウンドヘルパーっていうアブノーマリティでは、もともとは家事手伝いロボットとして生産された製品の清掃パーツに誤って調理用の刃物が取り付けられていたために起こってしまったむごい事件が紹介されています。
難易度はかなり高いですが、攻略の困難さが世界観のブラックさの表現に一役買っているというのも事実なので、めげずに頑張ってクリアしよう。
総合評価
クリア出来たら書きます。