先日満室だったカラオケにもう一度行ってきました。相変わらず店内にお客さんは多かったですが、早めに訪れたおかげか今日は無事入店することが出来ました。
お店の方に人数は一人です、と伝えると、キッズルームでもよいかと確認されました。
お客さんが多いときにヒトカラに行くとたまにキッズルームに案内されることがあるので、あぁまたかと思いながら快く承諾しました。
この後来るかもしれない団体客のために普通の部屋を残しておきたくて、一人で来た客にキッズルームを使ってもらいたいんですかね。
正しい理由はわかりませんが、ひとりで歌うぶんには部屋がどんな設備だろうとさほど関係はありませんし、キッズルームにいると何となくワクワクするので僕としてはちょっとうれしい気分です。
話は変わりますが、僕が日本語の中でもトップレベルで好きな単語の一つに「お子様」という言葉があります。
意味を汲み取るだけなら”子”の一文字で済むのに、前後に丁寧な表現を付けた結果文字数が元の四倍になってしまっているところに、日本人の性質が感じられて面白いなぁと思っています。
丁寧な表現には回りくどいものが多いですよね。英語でも親しくない人にお願いをするときは”Can you ~ ?”ではなく”Could you ~ ?”と過去形にすることで相手と距離をとり丁寧さを表現しますから、”回りくどい”=”丁寧”という方式はほかの国でも見られるのでしょう。
回りくどいということは丁寧ということである。この気づきはこれまで素直に生きられず回りくどい人生を過ごしてきた僕にとって実に都合がいいものですね。
中学生の時、同じ通学路の子と仲良くなりたくて、でも自分から話しかけられなくてずっと帰り道にその人の後ろを一定の距離を保って歩き続けていたら、後日「君……昨日後ろつけてたよね?」と声をかけられ、そこから仲良くなった経験があります。
回りくどいというより普通に不審者な気もしますが、たぶんこれも丁寧な友達の作り方なのでしょう。
誰かと仲良くなるためについつい遠回りな手段を取ってしまうそこのあなた!それ、仲良くなるための丁寧な方法なので何の問題もありませんよ。
友達を作るにも恋人を作るにも、回りくどければ回りくどいほど良いのです。自らのめんどくささを卑下することなく、自分らしいやり方で交流をしましょう。