飲み物を飲んだ後に「ぷはー」って言っちゃう現象、あれって名前あるのかなぁと思って調べてみたのですがヒットしませんでした。
NHKでこのことについて取り上げたときの記事でも名前は登場していないっぽいので、本当に名前が付けられていない現象なんだと思います。
結構メジャーな生理現象だと思うのに名前つけられてないんですね。
本に囲まれた空間でふいに便意がこみあげてくる現象には「青木まりこ現象」という名前が付けられているのに、「ぷはー」に名前がついていないのはおかしいと思います。
という訳で勝手に考えてみました。
案1:飲息(いんそく)
二字熟語の形式のうち、二文字目が一文字目の動作の目的語となる形になるよう作りました。
当初”飲”や”呑”のような液体を口にするときの動作と、”吐”や”呼”といった息を吐きだす動作の二つを組み合わせる形にしたかったのですが、動詞二つを組み合わせた熟語は形式上存在しないし、複合動詞っぽくしようにも「飲み吐く」ってなんかお酒飲み過ぎて吐いてるみたいになって、「ぷはー」という言葉が持つさわやかなイメージが全く感じられないので不採用となりました。
一般的に「飲みに行く」と言えば飲酒をさしていることからも、”飲”の字に酒のイメージがまとわりついていて、「飲息」と言われてもアルコール濃度の検査かな?と思ってしまいます。
単純な意味の組み合わせにとどまらない、別の視点からアプローチしたいですね。
案2:息吹のお返し
飲み物を飲んだ代わりに息を吐きだすので、この吐いた息は飲み物をくれたコップに対する返礼なのだというニュアンスをこめてこの名称にしました。
「春の息吹」という表現があるように、「息吹」という言葉からは何となく生命力を感じられるので、先ほども述べた「ぷはー」のさわやかなイメージともマッチしているように思います。
とはいえ、息が感謝を表すお返しになるというのは解釈として厳しいものがあるでしょうか。
案3:天使のため息
フランスのことわざである「天使が通る」からインスピレーションを受けて作りました。
「ため息」という言葉のマイナスなイメージを、圧倒的ハッピーさをもつ「天使」で打ち消していい感じの表現になったのではないかと思います。
意味合いよりも言葉が持つ雰囲気重視の案なので、もしこの言葉が普及したらサジェストに「天使のため息 語源」「天使のため息 なぜ」といったものが並びそうです。
というか調べて初めて知ったのですが、竹内まりやさんがすでに「天使のため息」という曲を出しているんですね……。もうある言葉なんだったらこの案没にするしかないじゃないですかー。
いかがでしたか?いくつか案を出してはみたものの、僕的に納得いくものは生み出せなかったのでまた機会があれば考えてみたいものです。他の人が考えたネーミングも聞いてみたいです。センス全振りで理屈じゃないんだけど何となくしっくりくる、みたいな案が出せれば最高だ。
もし今日の僕みたいに「ぷはー」って現象に名前あるのかなぁと思ってこの記事にたどり着いた人がいたらやや申し訳ないですね。ずっと適当なこと言っているだけなので。